(Send LOVE Project代表 石井希尚のフェイスブックより転載)
被災地のために何かしたいという多くの人々がいます。
東京の熊本県サテライトショップは、朝から長蛇の列です。
熊本の特産を買うことで、被災地を応援したいという人々の思いが表れたものです。
それはそれで素晴らしいでしょう。
けれども、それは、今の時点では効果的ではありません。
何かをしたいという純粋な気持ちは、そのまま現地での
具体的な必要の充足、という形で報われるべきだと思いませんか?
被災者のニーズは、被災直後と、その後とでは全く違うものになります。特産物を買うという支援は、今後長い目で見た時に、熊本の経済復興という意味では大変効果的だと思います。
でも、今は、何が必要かといえば、なんと言っても水。
まずは水が決定的に不足しているというのが現地の人から声です。
生活水、飲料水。とにかく水がないのです。
もちろん、オムツ、化粧水、生理要因など、必要はあげたらいくらでもあります。
それを知るためには、現地の声を聞くのが一番です。
避難所ごとに、必要もことなりますから、具体的な必要を、現場をまわって聞くしかないのです。
交通網が分断され、国が力を入れて対策をしても、
救援物資は、どこかで止まって、末端まで行き届いていないというのが現状です。
行政もうまく機能していない今、誰かが一括してすべてを統括しているという状況でもないようです。
前述したように、各避難所で必要はそれぞれ異なるでしょう。
けれども、目下、とにかく必要とされているのは水。
水が不足しているというのです。
東京のサテライトショップで何かを買っても、それは現地で水になることはありません。
また、大手メディアの義援金募集の呼び掛け応じて、赤十字社を通して募金しても、それが、残念ながら、今日の水になることもないのです。
東日本大震災でも、巨額の義援金が注意浮いて問題になったことは記憶に新しいですよね。
もちろん、赤十字社への寄付が悪いという意味ではありません。
誤解しないでください。
けれども、被災者支援は、具体的で効果的である必要があります。
HEAVENESEのメンバーで、コーラス担当の龍進一郎は熊本出身です。
彼が子供の頃から通っていた地域の教会の神薗悟牧師は、僕がポリドールでデビューした頃からのファンだといいます。
実は、龍は神薗牧師の紹介でキックバックカフェにやってたのです。
そして今のHEAVENESEがあります。
神薗牧師は、水俣ですから、熊本市のような大きな被害をうけずに済みました。
そして彼は、震災直後から、地元や熊本市内、そして福岡県などの人々と連携しながら、
救援物資を運び、具体的な必要に答える働きをしています。
彼らは、直接現場を見て、必要を確かめ、必要な物資を確保するた
めに、被害のない鹿児島県に買いに走ります。
そして、再び足元の悪い道を、迂回しながら、通常の倍の時間をか
けて熊本まで届けています。
もちろん彼らは身銭を切って、自分たちの生活を横におき、
被災者に寄り添うために働いているのです。
頭が下がります。
でも彼らは、言うまでもなく、とくに裕福なわけではありません。
彼らの力だけでそれをしている限り、経済もやがて尽きてしまうことでしょう。
ですから、何かをしたいという想いのある皆様、
支援するなら、このように直接的に現場で労している人々の活動が、継続的になされるように、その働きがより効果的になされるように、財政的な支援をするのが最も効果的です。
Send Love projectに頂いた支援金は、
現地での彼らの働きを財政的に支援いたします。
皆様のご協力をお願いいたします。
Send Love Project サイトはこちら
http://www.kickbackcafe.jp/support/index.html